肩や首の痛み神田医院 内科

症状「肩や首の痛み」の情報をご紹介します。 肩や首の痛みの原因や発症しやすい人の傾向、診断方法、対応する治療法を解説します。 肩や首の痛みに対する医療科目を参考にお気軽にご相談ください。

「肩や首の痛み」について

肩や首の痛みは、日常生活において非常に一般的な症状で、多くの人が経験するものです。この痛みは、筋肉や関節、神経、骨など、さまざまな部位に起因することがあります。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、不適切な姿勢、重い荷物の運搬など、生活習慣が大きく影響します。また、ストレスや緊張が筋肉の硬直を引き起こし、痛みを悪化させることもあります。さらに、頚椎椎間板ヘルニアや肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)など、特定の疾患が原因となることもあります。痛みが続く場合や、日常生活に支障をきたす場合は、適切な診察と治療が必要です。

症状や傾向

  • 肩や首の痛みが持続し、腕や手にしびれや筋力低下が伴う場合、頚椎椎間板ヘルニアや神経根症の可能性があります。これらの症状は神経が圧迫されていることを示し、放置すると症状が悪化する恐れがあります。MRI検査や神経学的な評価を行い、適切な治療を進めます。
  • 夜間に肩や首の痛みが強くなる場合、肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)の可能性があります。この症状は関節の硬直と炎症が原因で、特に動かさない時に痛みが増すことがあります。超音波検査やX線検査で診断を行い、物理療法や抗炎症薬を使用して治療します。
  • 急に始まる激しい肩や首の痛みは、筋肉や靭帯の急性損傷の可能性があります。重い物を持ち上げた時や急な動きが引き金となることが多いです。診察を行い、必要に応じてX線検査やMRI検査を実施し、鎮痛剤や安静、物理療法を用いた治療を行います。
  • 長時間のデスクワークやスマートフォンの使用による不良姿勢は、肩や首の筋肉に負担をかけ、痛みを引き起こします。デスクワークが多い方は、適切な姿勢の指導とともに、定期的なストレッチやエクササイズを推奨します。慢性的な痛みが続く場合は、理学療法士による姿勢矯正や筋力強化プログラムを検討します。

治療や処方

  • 物理療法は、肩や首の痛みに対する基本的な治療法の一つです。温熱療法や電気刺激、超音波治療などを用いて、筋肉の緊張を緩和し、血流を改善します。また、理学療法士によるストレッチやマッサージ、姿勢指導を行い、痛みの原因となる筋肉の不均衡や姿勢の問題を改善します。
  • 鎮痛薬や抗炎症薬を使用して、痛みや炎症を抑えます。一般的には、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やアセトアミノフェンが使用されます。慢性的な痛みが続く場合は、筋弛緩薬や神経障害性疼痛に対する薬物も検討します。薬物療法は、症状の緩和を目的としており、他の治療法と併用することが多いです。
  • 肩や首の痛みに対する予防と治療のために、定期的なエクササイズやストレッチが推奨されます。特に、首や肩の周囲の筋肉を強化し、柔軟性を高めることが重要です。理学療法士による指導のもと、個々の状態に合わせたエクササイズプログラムを実施し、症状の改善を図ります。
  • 不良姿勢が原因で肩や首の痛みが生じている場合、姿勢矯正と生活習慣の改善が必要です。デスクワークの環境を見直し、正しい姿勢を維持するための工夫を行います。また、長時間同じ姿勢を続けないよう、定期的に休憩を取り、ストレッチを行う習慣を身につけます。生活習慣の改善は、痛みの再発防止にもつながります。

関連する病気や疾患「肩や首の痛み」

インフルエンザ

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる急性呼吸器感染症です。主にA型、B型、C型のウイルスがあり、毎年冬季に流行します。感染経路は、咳やくしゃみなどの飛沫感染が主です。症状は突然の高熱、頭痛、筋肉痛、倦怠感、咳、喉の痛み、鼻水などが特徴です。特に高齢者や幼児、基礎疾患を持つ方は重症化しやすく、肺炎などの合併症を引き起こすことがあります。予防には、毎年のワクチン接種が有効であり、手洗いやうがい、マスクの着用も推奨されます。これらの症状に心当たりのある方やご心配な方は、ぜひ当院で診察・ご相談ください。

心筋梗塞

心筋梗塞は、心臓の筋肉に血液を供給する冠動脈が突然詰まり、心筋に酸素が供給されなくなる状態です。この血流不足により心筋が壊死し、心臓の機能が著しく低下します。心筋梗塞の主な症状には、胸の中央部の強い痛み、呼吸困難、冷や汗、吐き気、肩や腕の痛みなどがあります。心筋梗塞は緊急の医療処置が必要で、早期の治療が心筋の損傷を最小限に抑えるために重要です。

帯状疱疹

帯状疱疹(herpes zoster)は、水痘ウイルス(Varicella-Zoster Virus)が再活性化することによって発生する病気です。一般的には肋間神経などの神経に沿った皮膚に帯状に現れる発疹が特徴で、痛みを伴います。初めて水痘を発症した後、ウイルスは体内の神経に潜伏し、免疫力が低下すると再び活動を始めます。帯状疱疹は主に高齢者や免疫力が低下している人に見られますが、若い人でも発症することがあります。

タコ・魚の目

タコ(胼胝)・魚の目(鶏眼)は、圧迫や摩擦などの刺激を慢性的に受けると部分的に角質が厚くなることでできます。たこは「胼胝(べんち)」、魚の目は「鶏眼(けいがん)」と呼びます。 胼胝(べんち)はある程度広い範囲に角質が厚くなっているものを言います。そのためあまり痛みはないことが多いです。それに対して魚の目(鶏眼(けいがん))は分厚くなった角質の一部分が芯のようになり、圧痛を伴うことが多いです。

神田医院 院長から「肩や首の痛み」について

神田医院 院長から「肩や首の痛み」についてメッセージ
里井 重仁
医学博士 神田医院 院長

ここで紹介した対処や治療法は、あくまで一般的な例です。
肩や首の痛みはさまざまな原因によって引き起こされるため、一人ひとり適切な診断と治療が重要です。
肩や首の痛みの症状が続く場合や心配な点がある場合は、早期にご相談ください。
当院では神田、秋葉原、日本橋エリアの患者様をはじめとして肩や首の痛みの専門的な診断・治療を行っています。

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